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えるおき☆もばいる
■エイサーについての豆知識 ■
●衣裳について

皆さんは、エイサーの衣装と聞いて、どのようなものを想像するでしょうか?
大太鼓やパーランクーを打ち鳴らしながら踊る、青年たちの着衣といえば…?
エイサーを観たことのある方ならおそらく、 “白シャツに白ズボン、打掛を羽織り、白黒縦縞の脚絆、頭や腰には 紫色の帯”というと、納得されるのではないでしょうか。
手踊りの女性なら“紺地の絣風の着物に草履”。
これが現在最も一般的な、標準の、スタイルと言えると思います。
エイサーを知っている人なら、それを見たらすぐにエイサーの衣装だと わかると思います。


具志頭青年会の皆さま
しかしこの衣装が一般的になったのは、戦後のことのようです。
エイサーは、儀礼性の低い芸能なので、本来衣装は決まっていませんでした。
そのため、普段着であった芭蕉布や、紺地の着物、浴衣などが かつては使われていました。

平安名エイサーの衣装
(提供:ゆい出版)
今も伝統的な衣装を守っている例としては、勝連町平敷屋や平安名の エイサーが挙げられます。
この地域では、男性は白い上衣・下衣を着た上から、 黒地の着物を着て袖を肩までまくり上げ、頭を白い手ぬぐいで前に結び、 足は裸足という衣装で踊ります。女性は紺地の絣に鉢巻を締めます。
現在よく見掛ける一般的な衣装と比べると、 観せるエイサーというよりは地域に根付いた盆踊りとしての エイサーという感じがして、伝統を感じられませんか?
また、沖縄本島北部では今日でも浴衣が一般的とのこと。 地域によって根付いている衣装は違うようです。

今日普及している一般的な衣装も、地域や団体によって 打掛や頭巾の色、下衣の色やデザインなどを工夫していて、 個性が表されています。 鮮やかな色で、踊りだけでなく衣装でも、目を楽しませてくれますよ。
今年の夏、エイサーを観る機会のある方は、衣装も要チェックですね!

 


●エイサーの楽器(地方)について

エイサーは、地謡(じうてー)あるいは 地方(じかた)衆と、踊り手衆によって構成されています。
地謡衆は数人〜十数人で、太鼓や三線が主要な伴奏楽器となっています。

しかし、地謡と踊り手がいると言っても、歌うのは地謡だけとは 限りません。地謡と踊り手との掛け合いがあるエイサーもあります。
本部や今帰仁という地域では、曲の半分近くを踊り手が歌い、 中部地区にも囃し詞を担う形で踊り手が全体の三割ほどを歌ったり する地域があります。

もちろん、踊り手は一切歌わず、専ら地謡に歌を委ねる地域もありますし、 全体的にも今日では踊り手が歌わない傾向があります。
方言の減退により、地謡と踊り手との掛け歌の伝承も難しくなっている ようなので、踊り手は踊りに徹するという傾向は強まっていくようです。

また、エイサーでの楽器といって思い浮かぶのが、踊り手が叩く太鼓です。 パーランクーや締太鼓、大太鼓などの音は、 今日ではエイサーを象徴する音と言えるかも知れません。
最近は大太鼓を増やして低音を増強する地域が増えています。
また、叩き鉦を加える地域もあり、独特の響きを醸し出しています。