(1)体は背筋を伸ばして、顔は正面を向きましょう。 |

○ 背筋が伸びている
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× 背筋が曲がっている
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背筋を伸ばして体をまっすぐにし、顔は正面を向きます。・・・といっても、練習する時はどうしても手の位置や楽譜を確認するため、猫背になってしまいがちですが、なるべく背筋は伸ばす、ということを心がけてください。唄う時の発声とも関係があります。
足は、正座でもあぐらでも、椅子の上でも、お好きな形で結構です。腕と肩に力が入らないようにします。 |
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(2)三線は、胴体を体から拳ひとつ分ほど離して構えます |

○ 体と三線が拳ひとつぶんほどあいている。
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× 体と三線がくっついている
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三線を体(お腹)にぺったりくっつけて演奏していませんか? よく間違う点その1ですので注意しましょう。演奏しにくいうえに、胴体の後ろが体でふせがれると、音のとおりも悪くなります。
三線と体の間には、こぶし一つ分ほどの隙間をあけてください。 |
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(3)胴体を置く場所は、腰の側。体の正面に持ってこないこと。 |

○ 正しい胴体のポジション
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× 間違った胴体のポジション
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よく間違う点その2として、三線の胴体を体の正面に置いて演奏することがよくあります。三線は、腰の側、太ももの外側あたりに置くようにしましょう。
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胴巻きの丸い部分(下のほう)が足にあたるようにします。
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胴巻きの丸い部分(上のほう)に腕を置くようにします。
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腕と肩の力を抜いて、腕を自然に開いて「ハ」の字の形にした時に、胴体の上のほう(足につけた箇所と反対側)の中心に、右腕が乗るようにします。 |
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(4)棹の頭は、左肩と同じ高さで。 |

○ 三線の頭が肩の高さ
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× 三線の頭が下がっている
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初めて三線を持つ多くの方が、三線を真横にしますが、棹の頭は左肩と同じ高さにしましょう。練習していると、気がつくと棹が下がってことが多いと思いますので、慣れるまで意識して左肩の高さにあげます。
これも、絃を押さえる指がちゃんと動くかどうかに関わりますので、注意しましょう。 |
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(5)三線は右手で支える。左手に重さがかからないように。 |

○左手を離しても右手で三線が支えられている
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×左手に三線の重心がかかている
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三線を始めるかたのほとんどが、三線は左手(棹の先端をもつ側)で支えると考えると思うのですが、実は胴体にのせる右手で支えます。
右腕で胴体を押さえつけ、左手は離しても三線が支えられるようにし ます。絃を押さえる左手がなかなか動かないという方は、左手に重心がかかっているから、ということもあります。左手を離しても三線を支えられる持ち方にしましょう(立って演奏する時もです) |
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(6)左手は、棹の頭のくびれの部分にあてます。 |

○ 棹に手の平がついていない
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× 棹に手のひらがついている
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開放絃(絃をどこも押さえない時)は手が縦になるくらいの持ち方です。
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基本的に、左手はいつも棹のくびれに当てて、ここを定位置として、なるべく移動しないようにして、指をのばすようにします。手をあちこちに動かすと、演奏中に押さえるところが分からなくなり、混乱します。
また、手の平の部分はべたっと棹につけないようにします。 |
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その他、つめの持ち方や動かし方、絃の押さえ方などありますが、まずは三線を持つ姿勢を正しくしましょう! |