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小指の攻略、尺、七、八、九!

小指で押さえる「尺」、「七」、「八」、「九」のポジションについて、説明します。
人差し指や、中指で押さえる勘所に比べて位置が遠いので、小指が届かず苦労されている方もいらっしゃることと思います。特に女性からのご質問が多く寄せられます。
でも、ちょっとしたコツをつかめば簡単ですよ。ご自分のフォームを確かめてみてくださいね。


■「尺」のおさえ方」

尺の位置についてですが、沖縄民謡・古典とポップスで尺の位置が違います。
通常教本などで教えられる尺の位置は歌口から15cmのポジションで、七の真上です。ここは古典や民謡に多い伝統的な尺の位置です。
しかし最近の曲、特にポップス(『島唄』『涙そうそう』など)では、17~18cmあたりが尺となっていることがあり、実際三線で「ドレミファソラシド」を弾くと、この場所がちょうど「シ」の位置になります。
例えば当店で取り扱っている教本「楽しい沖縄三線教室」掲載の 『島唄』の工工四の場合(*)、他の曲と違う尺の位置の指定があります。混乱があるため、えるおきなわでは、この尺の位置にポジションシールを貼って三線をお渡ししています。沖縄の音階は西洋音階に完全に対応しているわけではないので、こうした違いを考慮のうえ練習に取り組んでください。

(*)本や流派によって、同じ曲でも工工四が違う事があります。


「尺」の押さえ方について
低い尺の位置
高い尺の位置
「尺」の押さえ方は、左手の親指を棹のくびれの部分にあてて、手を思いっきり開き、ひるがえすようにして押さえます。








■「七」の押さえ方
「七」の押さえ方は、このようになります。
親指を棹の裏面か、側面にしっかりと固定してください。
親指をきちんとしないと、音がずれてしまって安定しません。

 

 

 

■「八」「九」の押え方

「八」「九」は、親指をいつもの位置(棹のくびれ付近)につけたままだと届かないので、左手全体を下にさげて押さえます。
「八」は「老」のポジションに親指がくるとよいでしょう。
「九」は「下老」のポジションに親指を置くと自然でいいかと思います。

 



■「七」「八」を続けて弾く場合

「七」「八」を続けて弾く場合は、小指を滑らせるように移動させ、 ポジションを押さえてください。

「八」「九」と続けて弾く際も同様です。






<特集> 実践テクニック~『島唄』の場合~
■「六」「七」「八」を弾くテクニック

手を全体に下げて「六」は人差し指で押さえる。
●「七」は中指








●「八」は小指
上では個別に小指での押さえ方を解説いたしましたが、小指の部分が連続する場合は、手全体を下げて他の指を使って弾いたほうが方がスムーズに演奏できる場合もあります。
教本『楽しい沖縄三線教室』に載っている『島唄』の例で説明すると、サビの「島唄よ風にのり、鳥とともに海を渡れ~」の部分で「六」「七」「八」が連続で出てきます。通常は「六」を中指、「七」「八」は小指で押さえますが、このパートで は手を下げて、
  「六」→人差し指
  「七」→中指
  「八」→小指
と押さえたほうがスムーズです。







さらに、その都度指を外して弾くのもいいのですが、「七」を押さえるときは「六」を押さえたまま、「八」を弾く時は「六」や「七」を押さえたまま弾くとスムーズな指使いができるのでよいでしょう。
←写真では「六」「七」「八」を全て押さえていますが、「八」の音が出ています。









小指にこだわりすぎて、つったり腱鞘炎になったりしてはいけません(笑。なるべく、指使いは忙しくさせないで弾くコツをつかみましょう。
高い音をすらすら弾けるとかっこいいですよね。練習量が大事ですので、みなさんあきらめずにトライして下さい!





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