研究熱心な本張り職人、比屋根良紀(ひやねよしのり)氏にお話をうかがいました!
本皮張りの比屋根職人は、塗り職人の比屋根氏の弟さんです。
お兄さんで塗り職人の比屋根良章(ひやねよしあき)氏の工房に顔を出すうちに、張り職人である弟の良紀さんとも意気投合し、今年の8月から、張りをお願いするようになりました。
比屋根職人はとても研究熱心で、張りや音色に関する細かい要望にも、常に真摯に応えてくださいます。
お話をうかがうと、比屋根氏ご本人の張り職人歴は5年で、職人歴40年のベテラン張り職人である父親から技術を受け継ぎ、張り職人としての修行をはじめたとのことでした。
「湿度が高いと皮がどんどん伸びて音が決まらないので、湿度60%以下の時にしか張りの作業は行わない」
「皮は縦横の伸び方が違うので、音を確認しながら少しずつ張っていく」
など、工程の1つ1つにこだわりを持って、張りの作業を行っているという比屋根職人。
職人ご本人に張りの工程をご説明いただきました。